まず、こんなヘッポコサイトを好きでいて下さっている皆様へ、
勝手な事情でこういった対処を取らせて頂いた事をお許し下さい。

最初にお話しておかなければならないのは、「閉じたくて閉じているわけではない」という事実です。

今でも再度開通させて、お越し下さる皆様をお迎えしたいぐらいなのです。
それがどうしてこんな事になってしまったのかは、此処から下をお読み下さると幸いです。

 

 

去年の暮れのことです、一通のメールが私の方に参りました。
その内容は「あるサイトさんのアップされている小説の中に、COUNTDOWNの小説と
そっくりなものがある」という指摘のメールでした。
私は急いでそれを確認しに向かったところ、そのサイトさんにあったのは、以前テニプリの
高校生パラレルで私が書いていた話と、そっくりどころか一部まるっきりそのままの文章のものでした。
これはいけない、と思い私は管理人様宛てにメールを送らせて頂きました。
そのメールに対する管理人様のメールは、下のようなものです。

 

 

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こんにちは。R2管理人、海瀬と申します。
まず、まことに、まことに申し訳ありませんでした!
色々、細かに謝罪すべきこと御座いますが、まずそう言わせていただきたいと思います。
ネット落ち(ネット切断の期間が一年ほど当方ありました)して、その前に
サイトをやっていた時にはあった、
「パクりなんて自分の小説が書けない人間のすることだ」
という
小説書きとして当たり前にもつ筈のプライドと誇り、またその他の運営されている
サイト様における敬意を、私はどこへ捨ててきたのか、情けなさで一杯です。
バレなければいい、そんな気持ちだったのでしょう。
その愚かしさに、あらためて気付きました。
佐伯さまの、ただ責めるのなら簡単だろうに、それでもパクりなどという罪を犯した
人間のことまで思いやるような真摯なお言葉に、ただただ涙しました。
最初、ホラーを書くにあたって、参考程度に、という気持ちがありました。
トワイライトはゲーム自体をプレイしたことがあったので、そのシリーズの展開に覚えがあり、
最初は忘れた展開を思い出すのに、と見ていただけのつもりでした。
ですが、何度やっても上手い文章が見つからず、つい最初に見た佐伯様の方の文章が
頭をよぎることに頭を抱え、ついには転載というやってはいけない一線を越えてしまっていました。
自分で、自分の文章がいつの間にか、書けなくなっていたことに、焦っていたこともあると思います。
書けたはずの文章が書けない、浮かんだ筈の表現が浮かばない。
一度、サイトをやっていた(R2の三年ほど昔に)自信もあったため、自分にはもう小説を
書けないのではないか、という絶望も手伝ってしまったのだと思います。
いい文章を書きたいと思いながら、現実で病気に追われ、働けなくなり、周囲に「働きもしない」と
責められるあまり、ネットの世界に逃げ、ついには自分の文章を書く、という誇りすら見失いました。
佐伯さまには、非常に不愉快で、辛い思いをさせてしまったことと思います。
いいえ、
私のサイトに来てくださった方々にも、不愉快な思いをさせてしまったことでしょう。
だからこそ、決して責めるでない佐伯さまの「自分の文章を大事に」というお言葉がとても、痛く、
また、嬉しく思いました。
佐伯さまは、こんな私にすらそんなことを言って下さる。
人間の器の違いに、改めて思い知るとともに、尊敬の意で一杯になりました。

 

佐伯さまには不快かと思われます。
サイトの方、このようなこともあり、一度やめてしまおうとも思いました。
ですが、
パクったからと、サイトをただ閉め、非難にも向き合わず、逃げることなら猿にでも出来る。
そう思い、敢えて続けていこうと思っています。

今度こそ、間違えず、
自分の言葉で、自分の文章で。
私のサイトを見てパクりだと思った方々が何度そう思われようとも、その傷みも抱えて、
ちゃんと「もうパクリはやめたんだな」と思っていただけるまで、ちゃんと、サイトを閉めるという
形でなく、償うやり方を示していきたいと思っています。
佐伯さまには、不快かと思われます。
逃げたくないと言われても、「ただ一度作ったサイトをやめたくないだけじゃないか」と見えるかと思います。
ですが、閉めるだけでは本当に、ただ謝ることなく、非難を真っ向から受けることなく、
ただ非難からも、諭してくださった佐伯さまの言葉からも、自分の小説を書くという喜びからも
逃げることになってしまう。
それだけは、したくないと思うのです。
不快かと思います。いっそやめてほしいと思われるでしょう。
ですが、
どうか続けることに、情けをいただきたいのです。
これが私の文章だと、誇って言えるようになるまで、例えパクりサイトだという印象が消えなくても、
やれるだけやってみたいのです。

 

長々と失礼いたしました。
せめて、その恥を年を越すまで続けることなく気付けたこと、有り難く思います。
転載にあたる文章は全て取り下げさせていただきました。
本当に申し訳ありません。
最後に、それでも真摯にお言葉をかけてくださったこと、本当に有り難く思います。
申し訳ありませんでした。有り難う御座いました。
また、他に付け加えたいことなどあるようでしたら、記入したアドレスの方に
ご連絡くださればと思います。
長くなってしまいましたが、ただ、全霊をかけて佐伯さまに申し上げたい言葉は
「ごめんなさい」と「有り難う御座いました」。
佐伯さまのお言葉、一生忘れません。
有り難う御座いました。
朝早く、失礼いたしました。
本当に、申し訳ありませんでした。

 

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これに対し私は、すぐに小説を取り下げたこと、自分の文章で小説を書くことを
約束して下さったこととで、今回の件に関して不問にすることにしました。
これからは自分の小説を書くという誓いをして下さったので、きっと安心していいんだと思いました。

 

それから数ヶ月が経ち、本日8月1日に再び匿名様でメールが入りました。
内容は、「そちらの小説とそっくりのものがある」という内容でありまして、
私はまたもサイトを確認しに参りましたところ……、以前上記のような
真摯なメールを下さった筈の方でした。
しかも、
取り下げて頂いた筈の小説まで再アップされているのです!!
正直、こんな事があっていいのか…と愕然としました。
その方はまるでその小説を自分が書いたもののように、小説のページにアップされているのです。
ぶっちゃけ、
ふざけんなって気分です。

 

はじめに、のページを御覧下さっている方はご存知だと思いますが、
パクリ発覚の時はサイトを閉鎖すると明記しております。
これが口だけのものでない、という事を知ってもらうためにも、私は一旦サイトを閉じさせて頂こうと
決断しました。
どうぞご理解頂けると幸いです。

 

もちろん、書き残した話も、そして今自分の中で熱い銀魂などはまだまだ書きたい話が沢山あります。
けれど、今はそれをしてはいけないと思うのです。
そこを堪えて、その方に訴えていきたいと思います。
2度目という事もあり、今回は相当頭にきておりますし、私の望む相手方の措置は
2つのどちらかと考えております。

 

1.サイトを閉鎖する。そして小説は書かない。

2.サイトに置かれている該当小説を取り下げ、自分のした事をちゃんと明かしてサイト上で謝罪して頂く。

 

前回は取り下げられただけで、あとは内々での話で終わりました。
けれど今回はきちんと誠意を見せて頂こうと思います。
非難を受ける事を覚悟してもサイトを続けたいという、上記のメールのような心意気があるのならば、
きっとケジメはつけられると思うのです。
口先だけの謝罪はもう欲しくありません。

 

一見、厳しいことのように見えますが、実際にサイトを営んでらっしゃる方には
分かって頂けるのではないかな、なんて思います。
自分の生み出したものは、例えそれが二次創作であろうとも、
愛着と誇りを持っているのです。
誰かが単純に奪っていいものじゃないんです。

 

此処で、そのサイト様を明らかにさせて頂きます。

 

サイト名:「R2」または「rabbitrose」または「薔薇色兎」または「恋一夜」

サイトアドレス:http://thunderwitch.ame-zaiku.com/

該当小説:あなたの隣の神隠し-【昏迷路-それはカチリ、カチリと噛み合って始まる-】
      
(現在この小説は相手様のサイトからリンクを外されています)
 
※この小説が、当サイトのテニプリ高校生パラレル内にありますトワイライトシンドロームパロ、
  
第1話「心霊写真量産公園」と酷似、また、全く同じ文章まで見受けられました。

 

此方の方が誠意を持った対応をして下さるまで、このサイトは一旦停止と致します。
できればまた戻ってきたいという気持ちも含めて、日々近況を語るためのブログと、
連絡手段にメールフォームは設置したままにさせて頂きます。
なにがコメント等ございましたら、お気軽にお寄せ下さいませ。

 

では、また道が開けましたらお会いできる事を願っております。

 

 

2008年8月1日

佐伯みのる 拝