こう、立て続けに関わりを持ってしまうと、ついつい自分には動物と縁があるのかと
思ってしまう。
今回の『取り引き』は、猫探し。
<The past of you whom I don't know.>
「ちゅうわけでな。」
「何がつーわけで、だ!!」
時刻は日が沈んでから2時間ほど。
まだそう遅い時間でもないので、人通りはそれなりにある。
その大通りを歩いているのはサブローにつけたリードを引っ張る跡部、
横を歩くのは忍足である。
もちろん、吸血鬼のちょっと特殊なファッションセンスを隣に置くのは気が引けて
しまう部分もあったりするのだが、そこは帝王・跡部景吾、どうやら忍足の
格好自体は範疇内のようである。全く気にした風が無い。
忍足の方も、そんな格好で歩き回れば自分は吸血鬼です、なんて言って回っている
ものなのに全然気にした様子が無い。これは性格故か。
とにかくそんな2人がサブローを連れて歩いていて、そして跡部はご立腹らしい。
「どうして俺様がこんなコトに付き合ってやらなきゃならねぇんだ!?」
「やって、捜索隊は一人でも多い方が早くカタつくやん?」
「てめぇが引き受けたコトなんだろ?」
「せやから俺がこうして跡部に頭下げて頼みに来たんやんか」
「屁理屈捏ねてんじゃねぇ!」
猫探しには全く興味が無いし勝手にやっていろととも思うのだが、どうやら跡部は忍足に
泣きつかれると断れないらしい。
忍足がそこまで計算して頼んでいるのかはあくまで謎なのだが。
「で、どの辺で居なくなったんだ、その猫」
「カルピンやって言うてるやん」
「あ?名前なんざどうだっていいんだよ。
種類は何だ?雑種だとちょっと難しいぜ?」
「ええと、ヒマラヤンって言うとった」
「ヒマラヤンか……じゃあ表歩くってコトはそう無ぇから、見かけたらソイツっぽいな」
「そうなん?」
「家猫だろ、どっちかっつったら」
「おお!跡部詳しい!!」
「てめぇ、安請け合いし過ぎなんだよバカ…」
はぁ、と額に手を当て深い吐息を零す。
カルピンの居なくなったらしい場所で飼い主と思しき少年が自分たちを待っていた。
「ごめんなぁ越前、遅なって…」
「ッス……」
大事な飼い猫が居なくなったからか、どこか少年には覇気が無い。
白い帽子を目深に被り、俯いて道路わきのガードレールに凭れている。
だが、その少年が忍足の同行者を見上げて、あ、と声を上げた。
「あ……なんでアンタが……」
「アーン?俺様が一緒にいちゃまずいってのか、越前リョーマ」
「そんな事言ってないッスよ、一言も」
どうやら顔見知りらしい2人を不思議そうに見比べて、忍足がこくりと首を傾げた。
「知り合い?」
「……サル山の大将でしょ?知ってますよ、有名じゃん」
「ぶっ!!サル山!?」
「いい度胸してんじゃねぇか……俺、帰るぜ?」
「あああ!!待って待って、あかんあかん!!」
越前の言葉に明らかに不快の表情を示した跡部がくるりと踵を返そうとするのを
忍足が慌ててその腕を掴んで止めた。
「越前お前もな、跡部も一緒にカルピン探してくれるって言うてんのやし、
そこはちゃんと礼言わなアカンで!?」
「あ、そうなんスか?」
きょとんとした目で見上げたのは一瞬、その次にはすぐに意味ありげな視線で
跡部を見るから本当にいけ好かないガキだ。と、跡部は思う。
「ふぅ〜ん……」
「んだよ、文句でもあんのか?」
「いえ、探してくれる人は沢山居た方が良いんで、助かるッスよ」
そう言って、既に越前は同じ学校の部活仲間を捜索にかり出している事を告げた。
「お前…それだけ探してくれるヤツらが居んなら、別に俺らが手を貸さなくったって…」
「探す人間は一人でも多い方がイイんスよ」
「……どれだけ猫好きなんだてめぇ…ま、いいか。
見つかったら携帯に連絡入れる。それでいいな」
「ッス。お願いしまーす」
しれっと言ってのける越前に深く吐息を零すと、仕方無しに跡部がまだ人が向かっていない
場所を聞いてそこに向かおうとサブローのリードを引いた。
その後を追いかける忍足も見送って、越前は自分も飼い猫を探すべくそこを後にしたのだった。
てくてくと道路を歩きながら、忍足は思い出したように口を開いた。
「なんや、お前と越前が知り合いやなんて知らんかったわ。
世間って狭いやんなぁって思うわ、こういう時」
「……お前が引っ掛けてくるヤツが悉くテニス関係者ばっかりなだけだろ?
何か狙ってんじゃねぇのか?」
「いやぁ、そんなつもりは無いねんで。
今回やって、道端で途方に暮れとる越前見かけて声かけたんが発端やってんし」
「………ま、いいけどよ。
それでどうやって探すよ?」
「うーん…猫って狭いとことか余裕で入って行きよるしなぁ…。
俺、空から探した方がえらいやろか?
空から見えんところは跡部とサブローで」
「それしかねぇか……」
丁度通りは交差点へと差し掛かる。
そこで跡部は思い出したようにポケットを探るとそこから携帯を取り出した。
「忍足、コレやるよ」
「え?なん……コレ」
「携帯だ。見つかっても連絡取れなきゃしょうがねぇだろ?
まぁ…どっちみちいずれお前にやろうと思ってたからな、いい機会だ」
「…………。」
「…どうした?」
折り畳み式の携帯を開け閉めしながら物珍しげに携帯電話を眺める忍足に、
跡部が眉根を寄せて問い掛けた。
気に入らないなんて事は無いだろうに。
「何か不満か?」
「いや、そうやないねん…………ただ、な?」
「ああ」
「120年も生きとるおじいちゃんはな、携帯電話の使い方なんて知らんのや……」
「…………。」
どこか年寄りじみた遠い目をして言う忍足に、跡部はがくりと肩を落とすしかなかったわけで。
全く、どいつもこいつも世話が焼ける、と。
それを知ってか知らずか、サブローは跡部を見上げてパタリと尾っぽを一振り。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
どうやら携帯電話を首から下げて蝙蝠に化ければ、眼鏡と同じく携帯も小さくなってしまう
ようだった。
もちろんそれなら落とす心配は無いが、こういうところがつくづく不思議な生き物だと思う。
「どういう構造になってんだ?」
「さぁ…俺もよぉわからん。
そもそも眼鏡以外のモンを持ったまま化けたんも初めてやし」
「お前、とっ捕まって解剖されねぇように気をつけろよ?」
「ヒィ!!恐ろしいこと言わんとってぇや!!」
跡部自身の携帯電話の番号は既にメモリに入れてあるので、使い方はそう難しくない。
簡単に押すボタンの説明だけすると、元々頭の良い忍足はすぐに理解したようだった。
それでも、こんな便利なモンができたなんて文明って凄いやんなぁ、と、やはり
年寄りを思わせる発言は残したが。
また後でと声を掛けあって、忍足は空へ、跡部とサブローはそのまま地上の捜索を
開始したのだった。
カルピンが見つかったのは、およそ30分ほど後の事である。
首から下げていた携帯が突然音を発し、空から下を見下ろしていた忍足が
慌ててブレーキをかけた。
もう少し上空へと上がり目立たないところまでいってからくるりと一回転。
次にはもう人の姿へと変わっていて、首から下げていた携帯電話を手にとった。
ディスプレイには『跡部景吾』の文字。
おお、と感嘆の声を漏らすと忍足は携帯を開いて、教えてもらった通りの
受話ボタンを押した。
「もしもし?」
【遅ぇ!!もっと早く出ろ!!】
「いや待ってそんなムリ言わんとってや。
蝙蝠のままやったら電話取られへんし。
そんで、どないしたん?」
【猫、見つかったぜ】
「え、ほんま!?」
【これがまたとんでもねぇ所に居やがんだ。
とにかく直ぐに来れるか?】
「場所は?」
暫く跡部と言葉を交わした後、忍足はまた教えられた通りの切ボタンを押す。
そして元通り携帯を2つに折ると、黒いボディの携帯を眺めて。
「……ほんっま、便利になってんな……」
何処に居ても相手と連絡が取れるのは助かる。
ふむとひとつ頷くと、忍足はまた蝙蝠へと姿を変え、闇の中を飛び出した。
向かうは町の外れ、青春学園という学校の裏山だ。
「信じらんねぇ…」
呆然と、裏山で跡部が一本の高く聳え立つ杉の木を見上げる。
同じように見上げているサブローも、耳をペタリと座らせてどこか困ったような表情だ。
その木のてっぺんからは、しきりに猫の鳴き声がする。
どうしてあんな所に登ってしまったのか、動物の考えることは本気で理解できない。
「跡部さん!!」
先に到着したのは電話で呼びつけた越前の方だった。
猛ダッシュして来たのだろうかぜえぜえと息の荒い少年にちらりと視線を向けると、
跡部が無言のまま再びカルピンへと向き直った。
落ちたりでもすればとんでもない事になるので目が離せない。
高いところから飛び降りるのが得意な猫とはいえ、限度は当然あるだろう。
隣に立った越前に教えるように指を上へと向けると、愛猫を視界に入れた越前が
杉の木にしがみついた。
「カルピン!!カルピーン!!
どうしてそんなトコロに行っちゃったんだよ、カルピーーン!!」
「お、おい、ちょ、揺らすな落ちる!!」
慌てて越前を木から引き剥がすと、様子を見るように跡部がちらりと視線を上へ向ける。
今のところ問題は無さそうだが、飼い主を視界に入れたからかカルピンがしきりに
下を気にしだした。
あまり良い展開ではない。
表情には面倒臭いを全開に張り出しているのだが、これでも跡部は内心でカルピンを
心配しているのだ。
「くそ…早く来ねぇか忍足……」
すっかり涙目になってグズグズ言っている越前から手を離すと、空を覆う闇から彼が飛び出して
きやしないかと、跡部は目を細めたのだった。
跡部の目的を察したか、カルピンの様子を気にしつつも越前が大人しくその場に座り込んだ。
自分たちではあんな所まで登れないから、行ける者を待っているのだろう。
「……越前、お前」
「なんスか?」
特に話す事があるわけでなく静寂の漂うその空間を破ったのは、跡部の方だ。
「お前、忍足が吸血鬼なの知ってんのか?」
「そりゃ…」
「知ってて、アイツにモノを頼んだのか?
忍足のことだ、【取り引き】なんだろ?」
「そうッスよ。でも聞けばそんな無茶しないらしいし……
俺としてはカルピンの方が心配だし、」
何を置いても優先したい事項の前ならば、忍足が吸血鬼で血を差し出せと言う事など
ほんの些末事だと言うのか。
いや、些末事だと思わせるようにしたのは忍足だ。
なるほど、上手くやっている。
「……確か、忍足さんもテニスやってる人ッスよね。
ああ、違うか……やってた人、って言った方が良いのかな」
「………なに?」
初めて聞いたその事柄に、跡部の眉がピクリと跳ね上がる。
越前は一体忍足の何を知っていると言うのか。
「親父から聞いた事があるんスよ。
俺の親父も結構テニス業界の事に詳しくて……、
ああ、うちによく来る新聞記者が余計な事話してくからか」
「んな事はどうだって良い。
忍足がテニスしてたって……どういう事だ?」
「へぇ、知らないんスか?」
ちらりと視線を上げた越前の表情に、面白いといった感情が窺えて跡部が唇を引き結んだ。
知りたいとは思うが、どうもこの少年から聞き出すのは気に食わない。
けれど、無言で通せば肩を竦めた少年が別に隠し事でも何でもない事実だから、と
前置きして話を始めた。
「親父がテニスをするもっとずっと前の話らしいんスけど……、
俺らぐらいの歳のテニスプレイヤーが2人、行方不明になったって。
学生テニス界の天才とか神童とか呼ばれてた、しかもその2人は血縁者だって
当時はかなり大騒ぎだったらしいッスよ。
事件とか神隠しとか、色々説が流れて。
苗字が珍しかったんで、俺も覚えてたんスけど………【オシタリ】って。
ねぇ、あの人の事でしょ?」
そんな昔のテニス界事情なんて、もちろん跡部には知る筈も無い。
恐らくそれは新聞記者が絡んでこそ発覚した事実だろう。
「俺もその話気になっちゃって、その記者さんが話すの聞いてたんスけど…、
結局その2人は見つからず終いで……行方不明のままで片付けられたんですって。
まさか…人間やめてまだ生きてるとは思わなかったスけどね。
もう一人のオシタリも生きてるのかなぁ……」
「………そう、か」
確かあの時、忍足は従兄弟に感染させられたと、正確には自ら実験台になったのだと
そう言っていた。
とういうことは、恐らく。
「もう一人も、多分生きている筈だ」
「そうなんだ……対戦してみたかったなぁ」
いつでもテニスに対してハングリーでいるこの少年は、そう感慨深く呟くとそれ以上はどうでも
良いかのようにまたカルピンへと視線を戻した。
少し、少年の知り得ないところで跡部の理解できる部分がある。
事故でも事件でも神隠しでも無いのだ。
恐らく2人は、自分達の意思でもって姿を消したのだろう。
人として生きられなくなったのだと自覚した、その時に。
「すまん、待たせた!!」
パタパタと軽やかな羽音と共に舞い降りてきた忍足は、くるりと一回転してまた人の姿に戻る。
今か今かと待ちわびていた越前は、忍足へと飛びついた。
「ねぇ!!早くカルピン助けて!!早く!!」
「うわビックリした!!ちょお待ってや?」
帽子の上に手を置いてポンポンと軽く叩くと、その身体を離して忍足は跡部へと近付いた。
「どこ?」
「あそこだ。じっとしてんのがせめてもの救いだな」
「おーおー、よぉあんなトコロまで登ったもんやね。
ほな、ちょお待っててな」
額に手を添えて遠くを見遣るように眺めると、忍足はタン、と軽やかに地を蹴った。
木の幹に足をついて、太い枝に手を添えて、トントンと跳ねるようにどんどん上へと
跳躍していく。
それを2人並んで眺めていたが、ふと越前が跡部に視線を向けた。
「ねぇ、アンタこそさ、あの人どうすんの?」
「あ?」
「忍足さん」
「………アイツは、俺のモンだ」
「?」
「手に入れたんだよ、この俺がな」
「ふぅーん………でも、そういうのって酷だよね」
「アーン?」
跡部に対してすっかり遠慮を無くしたか、いつもの無遠慮な言動で越前がニヤリと
口元を歪めた。
「だって、アンタ死ぬじゃん」
「…………。」
「アンタ、あの人置いて死ぬんでしょ?」
「…いずれ、そうなるだろうな」
「死ぬまで手元に置いときたいってキモチもわかんなくはないけどね、
ちょっと……あの人にしてみればキツいんじゃない?」
「てめぇに言われるまでもねぇ」
「分かっててやってんだ。サイアクだね。
まぁ……どっちでも良いけどさ。でもそれって、」
カルピンを抱き寄せた忍足が、今度は猫を怯えさせないようにふわりと宙に浮くと、
普段よりずっとゆっくりとしたスピードで下降を始めた。
「例え【取り引き】だったとしても、単なるアンタのエゴだよね」
無言で何も答えない跡部に、越前はゆっくりと帽子を被り直して地に下り立った忍足へと
近付いた。
「カルピン!!心配したんだよカルピーン!!」
愛猫と再会の抱擁を交わす越前を見遣って僅かに目を細めると、忍足は跡部の元へと
歩み寄った。
「はぁ、とりあえず一件落着、やね」
「ああ………そうだな」
「……跡部?」
どこか難しい表情のままで呟く跡部に、忍足がこくりと首を傾げた。
「どうかしたん?」
「別に、何も無ぇ」
「そう…?そんなら、ええねんけど……」
跡部の反応に機嫌が悪いのだと察した忍足が、それ以上何も言わずに今度は越前へと近付く。
それに気付いて顔を上げた越前に、忍足が得意の営業スマイルを見せて。
「ほな越前、約束やしちょっとだけ戴くで?」
「あー…はい、どっからでもイイっスよ」
「あはは、腕からでええって。ほなちょお出して?」
「ッス」
忍足の言葉に素直に頷くと、カルピンを抱えたままで越前は右側の袖を捲り上げた。
「あれ、越前右でええの?」
「ッス。俺左利きなんで……」
「あ、そっか。ほな失礼、」
ちくりと注射でも打つかのように腕に走った痛みに、越前が若干眉根を寄せる。
ぐらりと貧血を起こして回る頭に、それでも今彼に伝えておかなければならない事があった。
「………氷帝学園。基本的に金持ちのお坊ちゃまが通う、全寮制の学校」
「ん…?」
吸い出した血液をこくりと飲み下して見上げてくる忍足の瞳の金を、カルピンみたいだなぁと
そんな風に思いながら。
「でも、本当はそれだけじゃないんスよ。
あの学校は、身寄りの無い孤児も引き受けるんス」
「………それって…」
「ま、だからこそ金持ちのボンボンを入れて、高い授業料を集めてんでしょうけど。
って、コレうちの部活の先輩から教えてもらったんスけど」
「何が言いたいん……?」
訝しげな視線と共に吐き出された言葉に、越前がコロンと仰向けに倒れながら
何でも無い風に呟いた。
「別に。ただ、あの人はどっちなのかなぁって……」
「あの人…?」
名前なんて出されなくても誰のことかは一目瞭然だ。
この場には、自分と越前以外にはあの男しか居ない。
「金持ちのお坊ちゃまか、身寄りの無い孤児なのか…全寮制じゃ分かんないもんね」
そう言うとこの話ももう終了のようで、越前はポケットから携帯を探り出すと慣れた手つきで
ボタンを数度プッシュした。
「あ、桃先輩?カルピン見つかったッスよ。
それで今学校の裏山にいるんスけどね、迎えに来てくんないッスか?
…甘えてなんかないッスよ、ホントにもうくたびれて動けないんだってば!!
頼むッスよ桃センパ〜イ!!やった、ラッキー!!待ってますんでー」
どうやらパシリをゲットできたらしい越前は満足そうに電話を切ると、カルピンの背を撫でながら
ちらりと2人に目を向けた。
「あ、そういうワケなんで迎えがあるまで俺此処に居ますんで。
お疲れさまっしたー」
ヒラヒラと手を振る越前の腹を思い切り踏みつけたい衝動に駆られたが、そこを何とか堪えて
跡部がくるりと踵を返した。
やれやれと肩を竦めて越前に手を振ると、忍足も追いかけて駆け出していく。
それを寝転んだままで見送った越前が、空に散らばる星に目を向けながら、ぼんやりと口にした。
「もしかしたら、両方なのかも……ね」
<END>
ゲスト越前でした。
なんていうかな、越前の可愛い部分とムカつく部分を両方書きたくて
頑張りました。カルピン絡みになるとリョーマは可愛くなるのです。
ていうかカルピンに命懸けてます。(笑)
ある意味このリョーマがこのシリーズの伏兵っぽいですね。
この後も場合によっては出すかもしれません。
きっと色々知ってる人っぽい。
あ、補足なんですが、
1話で滝ちゃん家に帰ってますけど、事情が事情なので家に連れて行ったって
カンジです。滝ちゃんも宍戸さんも寮生です。
あの後跡部は忍足がくるので急いで寮に戻って、宍戸さんは滝ちゃんちで
晩ごはんおよばれしてから2人で帰りました。(笑)
基本的に跡部個人の問題なので、力は貸すけど深入りはしない、そんな友情。
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