大江戸かるた様のサイトでキリ番を踏みまして、
ここぞとばかりに頂いてしまいました!!
「子供の頃のカカシとガイ」です。
仔ガイですよ!!仔カカシですよ!!どうしよう!!
本当に本当にありがとうございます…!!(><)

↓以下は勝手な自分の妄想の産物ですが。↓

 

 

 

「イテッ、」
「我慢しろよ、このぐらい」
ぺたりと頬に傷薬をつけてやりながら、カカシが重い吐息を零した。
全くもって、どうしてこんな状況になってるのかが分からない。
確か、ガイがいつものように「勝負だ!」と意気込んでやってきて。
確か、自分はそれをコテンパンに叩きのめして。


で、結局手当てしてやってるのも自分なのだ。


「………俺、何やってんだろ、ホント」
「ん?」
「なんで俺がお前の傷の手当てなんかしてやんなきゃなんないのさ」
しかも自分がつけた傷に、だ。
はい終わり、と最後にばしっと強く背中を叩くと、痛そうに地面を
転がりながらガイが少しは加減しろ!なんて喚いている。
くるくると余った包帯を巻きながら、それにカカシは肩を竦めてみせた。


「なんだ、手加減してほしかったのか?」

「冗談じゃない!!」


途端に、がばりと身を起こしてガイが強く否定する。
その目があんまりにも真っ直ぐに自分を捉えて離さないから。


「俺はいつだって本気だ!!
 だからカカシ、お前も本気で俺と勝負しろ!!」


これだ。
もう何度も聞いたその言葉に、カカシが僅かに憂いを覚える。
自分とガイとの力の差はまだ大きい。
だけど彼は手を抜くことも手を抜かれることも酷く嫌うのだ。
だから毎回、このザマで。

しかし何度も戦っているからか、ガイが着実に力をつけていることも
本当は知っている。
差は少しずつだが確実に埋まってきているのだ。
いつか必ず、彼は此処まで来るだろう。
今、自分が立っている、この場所まで。


「……俺はいつだって、本気でやってるよ、ガイ」










いつかその日が来る事が、待ち遠しくて。
だけどまだ、二人の距離は少し遠くて。


こんな不毛な関係は、もうしばらく続く。

 

 

 

 

だけどいつか、隣に立つその日が来たら。

それまでの事も、きっと笑って懐かしむことができるだろう。

2人で。

 

 

 

 

 

 

………なんだかそんなカンジで。
かるたさん、すみません。(土下座)