「中忍試験の2次のサバイバルん時さ、なんか色々あったじゃない?」
「あー、うん、あったわね」
「サスケくんやナルトが倒れてて……リーさんもだっけ?
あたしやシカマルやチョウジはそれ見てたのに、助けに行けなかった」
「……いの、」
「ヤバイって思ったのよ。
でも……あたし達じゃ勝てっこないって思ったし、正直な話…
怖いって思っちゃったんだー」
「……しょうがないよ、それは。
あの頃のアンタ達と音忍のアイツらとは、レベルが違ったんだし」
「だけど、あんたは立ったじゃない。
立って……命張って、戦おうとしてた。
それ見てたらさぁ……なんか、逃げようとしてたのが
急に恥ずかしくなったんだ」
「そういえば……いの、あたしが危なくなった時、
助けに入ってきてくれたじゃない」
「まぁねー…」
「あたしさ、あの時はハッキリ言えなかったけど、
………すごく嬉しかったんだ」
「サスケくんやナルトのためには、悪いけど命張れないわねー」
「あたしにはいいわけ?」
「あんただけじゃないわよー。
シカマルやチョウジが、あの時のサスケくんやナルトと
同じ立場だったら、あたしは何が何でも守ろうとしてた。
あと……きっとアスマ先生やサクラ、あんたでも、ね」
「………ふぅん?」
「悔しいけどー、
やっぱりあんたとサスケくんとナルトは、仲間だわ」
「ふふん、やっぱりサスケくんのコトに関しては、
あたしの方がリードしてるわね!!」
「だーかーらぁ!!仲間だつってんでしょうが!!
あんまりイイ気になってんじゃないわよー!!」
「あはは!あたしもね、いの。
あんたが危なくなったら、命張って助けに行くわよ。
………言っとくけど、まだ友情は残ってんの!」
「親友だもんねー」
「ねー」
「―――…」
「「 サスケくんのことは譲らないけどね!! 」」
※女の友情、いのとサクラ。
この2人の関係が結構スキだったり。
それでもやっぱりサスケは取り合うのね。
原題:「―――…」